2015年8月16日日曜日

ゆきゆきて神軍

映画批評家の故・淀川長治が「大嫌いだ」といった『ゆきゆきて神軍』、宮崎では初公開となります。

闇に葬られた戦争による犯罪行為を執拗に追いかけ、その真実を明るみに曝しだす・・・、というのが大まかな物語ですが、作品を見れば判るように、主人公は狂気の男で、その思想・行動は共感できるようなものではありません。さらにそれを追いかけるキャメラによって、主人公の行動は過激さを増長させていく・・・。

しかしその結果、フェイクドキュメンタリーでさえ辿り着かないような空前絶後の「映画的活劇」に帰着する傑作です。

*本作品はカラー作品です


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